フラメンコキターを始めるために、まずどのギターを買うべきかというのがあるかと思います。
初心者にとっては、非常に迷いますね。
ここでは、フラメンコギターの選び方についてご紹介します。
フラメンコギターの種類は?
白ギターと黒ギター
フラメンコギターの種類は、大きく分けて「白ギター」と「黒ギター」の2種類あります。
白と黒の違いは、ボディの側面が、白色か黒色かです。
フラメンコギターの黒やクラシックギターは”ローズウッド Rosewood”や”ハカランダ(ブラジリアンローズウッド)”が多く、フラメンコギターの白は”シープレス Cypres(杉)”が多く使われています。
シープレスは比重の軽い木材で、音は軽く明るく出ます。
一方でローズウッドの方が比重が重く、より伸びやかな音が出ます。
白と黒をどう使い分けるか?
これにより、フラメンコギターの白ギターは、主に歌・踊りの伴奏用に、黒ギターは、主に独奏用に用いられることが多いです。
しかしながら、この基準は、絶対ではありません。
伴奏用に黒ギターを用いる人もいますし、逆に白ギターで独奏を行う人もいます。
私自身も白ギターしかもっておらず、独奏時もこの白ギターで演奏します。
初めてギターを買う人は、白と黒どちらがいいかですが、やはりフラメンコギターを始めたきっかけは、フラメンコギターの明るいドライな音色に憧れた人が多いのではないでしょうか。
ならば、最初の1本目は、白ギターがいいのかなと思います。
そして、ある程度時間が経ち、慣れてきたころに、2本目に黒ギターを検討してもいいのではないでしょうか。
フラメンコギターの値段は?
フラメンコギターの値段帯
フラメンコギターの値段は、ピンからキリまでありますが、値段の高いギターは、プロの人でも200万円ぐらいだと思います。
クラシックギターなら最も高いギターだともう一桁いくかと思います。
バイオリンなどは、高いギターだと億とかいうことを考えると、手の届かない範囲ではないなと思う人も多いかと思います。
一方で、安いギターは、中古でなく新品を購入した場合、最も安いフラメンコギターは4万円程度で購入できます。
4万円のギターでも、全く使えないかというとそういうことでもなく、初心者が練習するには問題ない品質のギターだと思います。
お薦めの価格は?
そんな中で、どの値段のギターを買えばいいかですが、初めて購入するギターとしては、私は10万円程度のギターがいいのかなと思っています。
なぜならば、中古などで買ってあまり安すぎるギターをかうと、そもそもギターを使わなくなる可能性があるのかなと思っています。
これから長く趣味として使っていくのであれば、新品で大切にしたいと思えるギターを持つと、自然と日々練習するようにもなるのだと思います。
また、初めてギターを購入するのであれば、通販でなく、実際に楽器店にいって手に取って、弾いてみるといいと思います。初心者でわからない場合は、経験者の方が身近にいるならば一緒に行ってもらうといいのではないでしょうか。
その他気をつけること
ギターの大きさ、弦長
ギターの大きさですが、どれも同じでしょ?と思われるかも知れませんが、実はそうではありません。
一般的には、650mmというのが多いですが、ものによっては(特に海外製のもの、制作年が古いもの)は、650mmより長いもの(660mm、665mm、など)、短いものが存在します。
長いと届かないポジションのものが出てきますし、逆に短いと指が弦にあたってしまうという問題が出てくることがあります。
また、日本人は身体が大きくありませんので、無理してあまり大きなギターを使うと、左手が壊れてしまいます。
自分の身体にあったギターサイズを気にすることも重要です。
ちなみに私は、身体が小さい方ですので、海外製のギターではなく、日本製のキターを使っています。
ギター弦について
フラメンコギター弦について、ここで少し触れておきます。
ギター弦は、ギター本体そのものよりも、もっと好みが分かれる部分です。
また、ギターとギター弦との相性もあります。
よって、ギター本体を買うときに、お薦めのギター弦があるかを確認しておくといいでしょう。
そして、ギター弦は、消耗品ですので1,2カ月ごと(個人差があります)に交換しますが、その交換時に、色々な弦を試していって、ギターとの相性や自分の好きな音色、その時に取り組んでいる曲などを考えて、自分にあった弦を探していくのがいいと思います。
まとめ
どうでしたでしょうか?
初めてギターを買うなら、迷っているのであれば、白ギターで10万円程度の値段のギターを探すことをお勧めします。
そして、身近に経験者の方がいれば、一緒に楽器店についていってもらうといいですね。
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